一年間で見極める
甥が、こんなテレビ・ゲームをやっていた。
とある牧場主となって生活していくという、
ロール・プレイング・ゲームだ。
時間は、短縮されて、ゲーム内で進んでいく。
家畜を飼うことができる。
畑を持つことができる。
犬を飼うことができる。
野菜を売ることができる。
釣りをすることができる。
結婚することができる。
子供を持つことができる。
何と、「タカクラ」という謎の人物が登場する、
――という、ソニーのゲーム機のソフトだ。
登録されている商標かもしれないので、
ソフト名を出すことは、差し控えておく。
女の子が何人か登場して、
好みの女の子を選べるようになっている。
甥が言う。
「おじちゃん、僕、結婚したの!」
「誰と?」
「ムームー」
「ムームーって?」
「酒場の女」
一体、何ヶ月、付き合って、<結婚>を決めたのだろう?
気になったので、甥に、次のようにも聞いてみた。
「ムームーのところに、何ヶ月、通ったの?」
「12ヶ月」
私は「これだ!」と思った。
12ヶ月、一年間で女の子を見極めればいいのだ!、と直感した。
私は、これまで、女の子を見極めるのに、時間をかけ過ぎていた。
子供のアソビは、時々、正しい。
投稿者 : 城田 博樹 | 投稿日時 : 2007.11.19 21:13