言ってはいけない「しんどい」と
どんなに疲れていても、「しんどい」
と言ってはいけない。
顔に疲れが明確にあらわれていても、だ。
あなたの部下は、あなたの顔を慎重に
覗き込み、聞いてくることだろう。
「しんどい、ですか?」
この質問に「しんどい」と答えてはいけない。
言った瞬間、あなたを見限るだろう。
気をつけなければいけない。
部下は、次の日から、あなたの言うことを
きいてくれないだろう。
誘導尋問なのだ。
引っかかってはいけない。
部下は絶えず、上司を試したがっている。
しんどそうな表情と「しんどい」という言葉をセット
にしてはいけないのだ。<強烈な印象>となって部下に伝わってしまうだろう。
せいぜい「ちょっと暑いね!」か、「ちょっと寒いね!」
くらいにしておくべきだろう。
(もちろん、夏に「暑いね!」で、冬に「寒いね!」だ!)
部下は絶えず、あなたの表情や言葉に、
注意を向けていることを忘れてはいけない。
ほんのちょっとした変化にも気づくだろう。
私は以前「暑くて、しんどい」と言ってしまったために、
窮地に陥ってしまったことがある。
翌日から、部下の態度が変わったことは、言うまでもない。
天候の話だけに、とどめておこう。
投稿者 : 城田 博樹 | 投稿日時 : 2009.03.22 21:20