シナリオ・ライフハック Vol.2

~あなたの人間力を高めるブログです

名刺と携帯


「携帯電話の番号を、教えて欲しい」と、ときどき、言われる。
「持っていない」と言っても、納得してくれない。
「どうしても教えて欲しい!」と、詰め寄る娘も居る。
嬉しい悲鳴を上げる私。


人を介して、電話を取り次いでもらうことに抵抗があるらしい。


私は10年前から、携帯を持っていない。
あまり使わないので、断ってしまったのだ。
電車が遅れることを連絡する時も、
たいていの駅に電話BOXがあるので、困らないのだ。


「どうしようかなぁー」と思っていた時、
個人名刺を作ることを思い立った。


単純な名刺だ。
名前と住所と家の電話番号しか記していない。
肩書きは無い。
100枚で、2000円の名刺。
全然、高価でない。
携帯のひと月の維持費より、安いかもしれない。
白い紙に黒の文字が入っただけの名刺。


名刺をもらうと、何故か、安心するらしい。
皆、嬉しそうに納得してくれる。
名刺の威力は凄いもので、
一人に配ると、周りに居る人まで、欲しい欲しいと言う。


女の子だけに配ることにしていたのだが、
意外にも、男も欲しいと言う。
「俺も、俺も!」、「私も、私も!」。
皆、欲しがる。


メールを送ることも、直接、電話することもできないのに、
何故か、欲しがるのだ。


兄に、
「携帯を断って、名刺を作った」
と言うと、
「携帯、断って、名刺、作ったって、どういう論理なんだ?」
と聞かれてしまった。


名刺は、<機能>しているのだから、良いではないか!
皆さん! やってみる価値ありますよ!


――以上の話を義姉にすると、
義姉までが、「(私の配っている)名刺、欲しいな」と言った。


投稿者 : 城田 博樹 | 投稿日時 : 2009.02.04 19:19